はじめに
自分は転職活動で大きな挫折を経験しましたので、他の人が同じような失敗をしてほしくないということで、この記事を作成しました。
この記事では、第二新卒で転職した私が転職活動で知りたかったこと、実際にやって良かったことを経験ベースでまとめていきます。
第二新卒での転職活動では準備が非常に重要です。
実は、第二新卒の募集をかけている会社は多くあります。ですが、求めている条件や枠が狭いことから準備に時間をかけているかが大切になってきます。
大手企業でも第二新卒の求人はあり、入社することは可能ですので、1社目で満足がいかない場合は挑戦してみると良いでしょう!
第二新卒とは?
「第二新卒」とは、日本の就職市場で使われる用語で、大学卒業後に一度社会人経験を積んだものの、転職を希望している人を指します。一般的には、卒業後2~3年以内に転職活動を行う人がこれに該当します。新卒とは異なり、ある程度の社会経験を持っているため、職務経験やスキルを持っていることが期待されます。
第二新卒が注目される理由は、若さと経験の両方を持ち合わせている点です。新卒と比べて、入社後の育成コストが少なく、すぐに戦力として活躍できる可能性があります。そのため、企業側からすると、即戦力として採用する魅力があります。一方で、転職理由がネガティブな場合もあるため、自己アピールや転職理由の説明が重要です。
基本的に大手では最低2年以上、多くの会社が3年以上の社会人経験を積んだ人を募集しています。
つまり、社会人経験2年以下での転職は正直お勧めできません。
第二新卒の転職活動に必要なこと
転職活動のタイムライン
転職の目的・譲れないものは何か考えましょう
書類は完璧を目指さず8割作成する軽い気持ちでやってみましょう
とにかくどんな求人があるのか知ること、現職と比較するのを目的とします
求人に掲載されている求められているスキルや文言を入れていました
応募職種が異なる場合は、職種毎の書類を用意しましょう
転職活動は基本的に書類は通らないので、とにかく数を打ちます
エージェントから言われたのは、20社出して1社書類が通るくらいが目安らしいです
企業によってはSPIや玉手箱もあるので対策します
複数出揃って比較すること、現場の社員と面談を実施、待遇の交渉を行い、不安点は質問をしてなくしましょう
どんな嫌な理由があれ平和に退職・引き継ぎしましょう
将来の取引先になる可能性もありますし、昨今多くの企業が出戻り採用を行なっているのでもしもの時のために選択肢は残しておきましょう
社会人経験2年以内の転職は正直おすすめできない
なぜなら、基本的に大手では最低2年以上、多くの会社が3年以上の社会人経験を積んだ人を募集しています。
会社によっては、3-5年の社会人経験者を第二新卒と呼んでいる場合もあります。
また、2年以下で会社を退職していると、すぐに辞めてしまいそうな人、何か問題がありそうな人と印象付けてしまう恐れがあります。「会社員として働く」ことは、組織に属して誰かと一緒に働くことになりますので、世間一般の当たり前に合わせることも重要だと感じます。
今の20代では、若い年次から転職活動を行うことも珍しくないですが、面接を行う人や役員世代は一社で勤め上げるのが当たり前の時代の人たちなので、転職にそれ相応の理由が必要となります。
したがって、一社目に大きな不満があっても最低3年から5年は在籍するのが良いでしょう。
ですが、不満や悩みの内容次第では入社2年以内すぐの転職活動も選択肢として良いと思います。
社会人はマラソンのようなものなので、心身を壊してしまうと復帰するのに時間がかかってしまいます。
短期離職での転職はオススメしませんが、選択肢として持っておくことは心の安定につながると思います。
また、休職という選択肢を取ることも良いでしょう。ただし、休職をすると一気に書類も面接も通過率が悪くなると友人から聞いているので、なんとなく休みたいからの理由で休職はやめておきましょう。
本当に限界が来そうな予兆があれば休職はお勧めできます。
おすすめの転職活動時期
転職活動を効率よく進めるためには、限られた時間をうまく活用することが重要です。仕事を毎日こなしながら転職活動は正直厳しいですよね。
土日
夏休み
年末年始
ゴールデンウィーク
有給
等連続した休みをうまく使って転職活動をすることをおすすめします。
おすすめの転職エージェント比較
転職活動をサポートしてくれるサービスは多くあります。ダイレクトスカウト系、転職エージェント系、求人サイト系とサービス毎に強みがありますが、多くのサービスがミックスして求職者をサポートしているので、今回は分類分けをせず紹介していきます。
特に忙しい社会人生活を送りながら転職活動を行うには、転職エージェントに協力をしてもらうと心強いです。
余裕がある人は、友人からのリファラル、取引先からのお誘い、企業へ直接応募をおすすめします。信頼できる人経由であれば、内部の事情を詳しく知ることができ、入社前後のギャップも少なく済むでしょう。
そして、転職エージェントへは流れていない求人に応募できる可能性があります。
転職エージェントを選ぶ際には、自分の業界や職種、キャリアステージに合ったサービスを提供しているかどうかが重要です。以下は、幅広いニーズに対応できるおすすめの転職エージェントです。
サービス名 | 概要 | 完全主観のおすすめ度 | URL |
経歴から個人宛にスカウトが来る。外資系志望者は必須。 一斉送信系のスカウトから質の高いスカウトまで幅広く来る印象。 | 会社の錯覚資産と友人に恵まれたため、質の高いスカウトが多かった。 企業へ直接応募も可能 | https://www.linkedin.com/signup?_l=ja | |
リクルートエージェント | 国内最大手のエージェントで、幅広い職種と業界に対応。豊富な求人数と専門的なサポートが特徴。 | とにかく担当者が良い人。求職者のことを一番に考えてサポートしてくれていた印象。 最終的にこちらのエージェント経由で内定&入社した。 | https://www.r-agent.com/service/ |
マイナビエージェント | 特に若手向けのサポートが充実しており、第二新卒や20代向けの求人が多い。 | 一般的なサービスの印象 | https://mynavi-agent.jp |
Doda | 求人情報が豊富で、業界に特化したキャリアアドバイザーが在籍。転職活動のサポートも手厚い。 | ・大手の求人は非常に多く掲載しており、担当者の方も熱心だが、書類の通りが悪い印象 ・アプリは会社検索の際条件絞れなくて使いづらい 普通のサイトは使いやすい | https://doda.jp |
パソナキャリア | 丁寧なサポートと手厚いカウンセリングが特徴。求人数も多く、幅広い業界に対応。 | 一般的なサービスの印象 | https://www.pasonacareer.jp |
エン エージェント | キャリアアドバイザーの質が高く、求職者に寄り添ったアドバイスが受けられる。 | 一般的なサービスの印象 | https://enagent.com |
JACリクルートメント | ハイクラス向けの求人が豊富で、特に管理職や専門職に強いエージェント。 | 一般的なサービスの印象 第二新卒には向かないかも | https://www.jac-recruitment.jp |
ビズリーチ | ハイクラスや管理職向けの求人が多く、ヘッドハンティングサービスも提供 | 大手企業の求人が多く掲載しているため、登録しておきたいサービス。 以下、個人的な感想。 経験年数が理由で担当者の方の対応が悪かったので、第二新卒には向かない印象 担当者の方が聞いてもいない前職のネームバリューマウントを取ってきたのも印象が良くなかった。 | https://www.bizreach.jp |
Ambi | 大手企業の求人を多く掲載。 | 一般的なサービスの印象 条件検索が反映されない場合がある。 入力した条件以外の内容も反映されるので、求人を絞れない。 | https://en-ambi.com |
Type就活 | 求人数は少ないものの、中小企業を中心に掲載。手厚いアドバイスや職務経歴書へのアドバイスがある。 | 担当者の方のサポートは非常に丁寧で返信も早くおすすめできるが、求人数が少なかった。 | https://typeshukatsu.jp |
マイナビ転職 | 20代・30代の若手におすすめの転職サイト。 求人数は2万件ほどと多くはありませんが、第二新卒歓迎・未経験歓迎といった若手向けの求人やキャリアチェンジを目指している人向けの求人が豊富。 | 他には掲載していない求人が多く掲載していた。 マイナビ転職経由で内定をいただけた会社もあり、 非常に満足。 | https://tenshoku.mynavi.jp |
Open Work | 現社員・元社員の口コミが見られる口コミサイト。会社の実態が分かるので重宝。 | スカウトの質も良かった。 口コミは、転職検討者や退職者が投稿しているものになるので、鵜呑みにはせず一参考にしていた。 | https://www.openwork.jp |
Open Money | 主に一流企業で勤めている人のリアルな年収や貯蓄額、家賃額等をデータベース化しているサービス | 会社の給与形態の実態がなんとなく掴めるが、貯蓄額等は鵜呑みにする必要なし オープンワークだけで十分な気もする。 | https://openmoney.jp |
社会人経験1年で転職活動を行い感じたこと
転職活動を通じて現職が実は恵まれていたことに気がつくこともあるでしょう。
ただ、転職を考えているということは必ず何か不満があるのも事実。その不満が、仕事や待遇が物足りないことによるものなのか、パワハラや人間関係によるどうしても乗り越えることができない悩みなのか一度落ち着いて整理してみると良いと思います。
会社で高く評価されている人、期待されている人、仕事をサボる人、どんな理由であれ、会社に1年しか在籍していなければ書類上は同じ「1年で退職した人」になります。どんな環境でも必ず不満は出るので、1年でやめた経験者として2年以内に退職することだけはやめた方が良いと皆さんにお伝えしたいです。
就職活動を頑張って行ない入った会社であれば、待遇や仕事のやりがいでの不満は我慢することも必要だと思いました。
第二新卒の転職で現職より良い条件で入社できることは稀です。
もちろん、待遇が高い会社は入社難易度、仕事の難易度も高いので働いている人は尊敬すべきですが、年収はその人に対する価値ではなく、その会社が従業員に支払える金額であり、優秀さを評価する指標ではないと思います。
現代は、ずっと勤めていても報われる可能性は低く、SNSの発達により他社の良いところばかり見えてしまい、転職活動を考える人が多いですが、青い鳥症候群になりすぎず、一定期間は置かれた環境で活躍することも大切だと思います。
人生は長いですし、お金や会社の格が全てではありません。不自由なく生活できて、楽しく過ごしているのであれば、無理して上を目指す必要もないと感じます。どんなに成長して結果を出してもどの分野においても上には上がいるので、自分の中での及第点決めておく。何をしている時が自分は楽しいのか人生の豊かさの部分も考えることができると良いと思います。
皆様がより良い環境で楽しく働けることを祈っています。