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中国の大学院を卒業しました!

自分への記録用として、今の考えや過去にメモしたことを記録しておこうと思います。

留学生活の概要


2020年3月に合格をいただき、その直後ほとんどのビザが停止。2020年の9月〜2023年の8月までビザが出ずオンライン授業。

2022年の8/31〜2023年の2/10の約半年間のみ中国で生活できた。本当に短い留学生活であった。
学校の教室で授業を受けたことなく、10回ほどしかキャンパスないに行っていないので、全く思い入れもなく母校とも言えない不思議な感覚のまま卒業した。

2年半の在学期間のうち2年間渡航できなかった中、ストレートで卒業できたのは自分でも信じられません。

自分を語るのは後半に、前半は読んでくれる皆様に役立つような情報を書きたいと思います。

中国留学を選択するメリット


・中国の大学に所属しながら第三国に行ったり日本でやりたいことができる
・中国語ができる日本人が、例年以上にいないため希少な人材になる
・中国での市場拡大を目指す会社・案件が多い会社から重宝される
・現地に行かなくても中国語を伸ばす方法を学び実践できる良い面もある。

悪い面
・手続きや様々なルールがめんどくさい(面白いとも取れるのでプラス
・事務の人連絡遅い&ミス多い&雑(徹底的に準備できるようになるのでプラス

上海のメリット

上海(中国)に住んでみて良いと思ったことは

・国際性豊か
・財布いらない
・日本人はモテる
・おしゃカフェ多い
・ご飯が安くて美味い
・歴史×ハイテクを感じられる
・タクシー&レンタサイクル便利すぎ
・米や日本食が高クオリティで食べれる
・みんな自由に生きてる(一定の規則はあり)

中国の大学院のメリット

・自信がついた
・優秀な人と多く会えた
・今後の進路に自信を持てる

・自信がついた。どんな環境でもやり遂げる力がより強固になった。中国語、英語の言語であれば課題もプレゼンも論文もこなせる。まだまだ改善の余地はあるが、交通大学の大学院を卒業できれば基礎力は担保されているだろうと自信になった。

悪かったこと
・コロナ禍の中でも特にタイミングが悪かった
・途中でモチベーションがなくなってしまった
・頑張りたいのに頑張れない環境

モチベの保ち方は仕事だと思ってやり遂げた

環境を変えるべく勉強して

中国の大学院に入って感じたのは

・競争えぐい
・英語も大事
・奨学金貰ってる人たくさん
・授業で論文たくさん書くから知識が増える
・日本や欧米の視点とは違う視点を養える
・文系でも数学が必須だと思い知らされる
・修士論文二つ書くから複数の領域に詳しくなる

みんなおいでよ🇨🇳大学院

中国の大学院は大変おすすめ!
こんな理由
・周りを気にしすぎる必要ない
・良い意味で雑
・変化が早い
・給付型奨学金取りやすい
・就職先の選択肢が広がる

ですが、
中国の大学院に約3年在籍して感じたことは、正規留学するなら、どうやっても乗り越えることができない試練・煩雑な手続きとあらゆる理不尽さを楽しめる人じゃないとしんどいかも。

語学や交換と学位をとらなければならない正規留学は違うので、正規留学を考える人は無理に難しい環境に飛び込まなくても良い気がするのが経験談から伝えられます。

同級生の進路が党、博士、起業、中国や世界のトップ企業の道に就職とかばかりで、改めてとんでもない世界であった。

オンライン留学を体験して

「オンライン留学」という名の留学の醍醐味を全てなくしたようなストレスと悩みの種を生み続ける地獄の時間を長く過ごしたことで、この大学院生活は良くも悪くも私の人生観を大きく変えた。

人生頑張りすぎなくていい。(こうした方がいい、学歴も高くなって良い環境でまなべて、色々有利になるとか考えるのは大事だけどそれだけが人生じゃない。友達と話して笑ったり、趣味に没頭したり、くだらないことをして時間を潰したり。余暇の時間が人生を豊かにするのではないだろうか。ゲームしてしまった、飲みに行って朝まで遊んでしまった、そんな無駄と思える時間も便利になった昨今の世の中の人々の人生を豊かにするのではないだろうか。

もし頑張るなら頑張るものは常に2.3個持っておく。
1個だとそれがうまくいかなかった時や達成された時燃え尽きてしまう可能性がある。また、1つ突出したものをもっいなくともいくつかの特徴を掛け合わせることでオリジナリティあふれる唯一無二の人材になれると考えている。

これまでちゃんと結果を出せば相応の対価が与えられ満足のいく経験ができたが、いくら良い結果を出しても自分に全く非がなくともうまくいかない場合もあると学んだ。

そんなしんどい時でも仲良くしてくれる、サポートしてくれる周りの友人や家族は大切さも痛感した。

オンラインが辛かった原因は


「やる気ありなのに頑張れる環境に身を置けない」、「同学がほとんど現地にいて現地に行けない自分はなんなんだ」で大学院の内容に関するものはなかったからなあ。
もちろん内容難すぎ、課題多すぎは悩みの種だったけど海外の院ならそれが当たり前だと思ってたから問題じゃなかった🙃

この2年間死ぬほど言われたことも、

「何で中国選んだの?」
「いつ行けるの?」
「いつ卒業なの?」
「就職どうするの?」
「何でまだオンラインなの?」
「学生生活楽そうで羨ましい」

普通に通ってもストレスフルな海外大学院生活にプラスで必要のない負荷かかってたのえぐかった🙃

「異文化での悩み」、「外国語が分からない・伝わらない悩み」、のような留学だからこその悩みであればストレスかかっても許せるんですけどね〜

オンラインを通じて中国に対するモチベが入学時ほどなくなったので、中国語を使わない、新しい領域を学べる、中国とはそこまで関係ない進路を選択した。
おそらく3年間現地にいたら、現地就職目指したり、日系企業の駐在ポスト狙って就活してただろう。

振り返ると不満ばかりだけど
渡航できないからこそ思い切って挑戦できた経験も多くあったし、どんな理不尽にも負けないマインドセットを得られたから結果オーライ!

総括すると大満足です!!
頑張れなかった分は次の環境でぶつけて楽しく頑張ります✊
ブログは細々と役に立ちそうなことを引き続き記事を書いていこうと思います。バズりそうな内容とかトレンドを書いたら閲覧数上がるのは何となく予想できるのですが、自分のモットーを大切に自分にしか書けない内容を今後も共有していきたいです。

よかったことは、迷いなく日本で働いてみようと考えられたこと。


逆に、外国へのあこがれはどこからくるのかも考えるきっかけがあった。外国が居心地良いと感じるが、その要素は何か仮説を立てた
・お客様としての身分が楽(色々許される
・異国に住む新鮮感、苦難を乗り越え自信になり快感
・言葉も習慣も現地人でははないからこそ良い意味で鈍感になる
・日本にいる時より良い生活を送れる(学校、仕事、友達、異性関係、習慣等

これから

最初は打算的じゃなく好奇心や楽しくて中国語を勉強していたのにいつからか、楽しさは無くなって義務として勉強していた。
ビジネスで使えるからやらないと、将来有利だからやらないと、中国語を当たり前に使える環境だからできるようにならないととかやらざるを得ない状況になってた。
語学は義務から来るモチベじゃなくて楽しさから来るモチベでやった方が良いと痛感。兴趣是最好的老师ですね。
これからは楽しく学んで行こうと思う。

大学院でよかった経験



・奨学金をもらえ渡航できない中でも自由に学べた
・理不尽&振り回しに耐えられた
・助教の経験
・中国企業でのインターン経験
・学会誌への投稿アクセプト
・オーストラリアワーホリ経験
・オリンピックでの通訳
・国内旅行
・中国留学ライフでの経験

元々中国の大学院に行きたかった理由の一つは、学部での留学が半年という短い期間で、全く中国について知らないことが多いと感じたからより長く滞在したいといった想いから進学した。
たとえ中国現地で学べなくとも、提供される資料ら授業内容は日本でも学べるとポジティブに考え辞めずに続けられた。
学歴ロンダのために進学した要素もあるが、やはり自分は国際政治を学び研究するのが好きだと感じた。
日本ではなく、中国の立場から見る日中関係、そして国際関係は私の当たり前を覆すようなことが多々あった。
見た目は同じでも根底に持っている考えはここまで違うのかと、中国にルーツがある私でも驚いた。
そして、中国での生活を通じて、これまで日本で会っていた中国人は日本にローカライズされた人が多く、中国で会う中国人とはタイプが違うのだとも感じた。
どの意見が正しいのか、こればかりは多くの文献を漁り、様々な人と話し、知識をつけていけばいくほどわからなくなってくる。
自分の中で一つの仮説として考えを持つようになったが、違う当たり前を持っている人からしたら私の仮説は間違いだと感じるだろう。
これは国際関係に関わらず、日常生活でも通ずる。人それぞれの当たり前があり、人それぞれ価値観が違う。人それぞれの個性を受け入れていくのが大切だと学べた。

コロナ禍について

2年半の大学院生活が、まさか学部の時より短い留学生活になるとは思わなかった。

2020年は世界中の人が大変な思いをした年だからもちろん、自分だけが被害者とも思わない。
しかし、周りの同級生のほとんどが中国現地にいて、ノーマスクで授業を受けている中、1人で授業を受けるのはしんどかった。オンラインの留学生もいたが、元々中国に住んでいた学生や留学経験が長い学生が多く、中国在住経験が半年しかない私はどうしても同じ悩みを共有できなかった。
元々コロナ禍の状況が分かっているのなら海外への進学は考えなかったし、大学学部卒業後そのまま就職して、規制がなくなったら院進していただろう。
また、日本の拠点に自分のスペースがなかったのも悩みの種であった。
毎日予習復習をし、勉強し続けなければついていけない私の研究科で、図書館が使えないのは致命的だった。

毎日カフェに行ってドリンクや食事を注文し、夜まで勉強し、終わらなかったら24時間やってるカラオケに行ったり、ビジネスホテルに泊まって勉強していた。幸いコロナ禍で旅行客がおらずどこのホテルも安くなっていたのが救いだった。
朝はアルバイトをし、その勉強資金を貯めていた。
早めに勉強が終わった日は日本にいる旧友とご飯や飲みに行って大学院の悩みを紛らわせていた。

不幸自慢や文句を語りはじめたらキリがないので、話題を変えましょう。

辛くなったら無理して続けなくていいんだなと感じるようになった。休む、他人に迷惑かからない程度に必要最低限だけやる、辞める。色んな選択肢がある。

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