はじめに
今回、無事に中国の大学院(国際関係専攻)に合格することができたので、体験談とともにこれから中国の大学院受験を考えている方に向けて役に立つ情報をシェアしたいと思います。
たどたどしい中国語と英語の私がなぜ面接に受かったのか自分なりに分析してみました。
受験時の私はどのくらい中国語ができたのか、当時の私のスペックは以下の通りです
↓
大学2年次に半年間の中国留学
HSK6級7割程度
TOEIC780
かろうじて大学院受験資格はある程度です。同級生と比べると決して優秀ではありません。
中国語は大学から勉強を始め、
英語も大学3年生の四月時はTOEIC400点レベルの一般人でした。
中国語は通訳のアルバイトをやっていたとはいえ、ネイティブ同士の会話には一切ついていけませんでした。その上語彙力、文法力が壊滅的で・・・面接時は苦労しました。
そんな私が面接試験でやってよかったことを例をあげながら話していきます。
これから大学院の受験が控えている人に少しでも役に立つ記事になったらいいな
と思います。
面接で質問に答えられなかった私は、次の学校の面接で合格できるように、何がダメだったのか、他の受験生を見ながら考えていました。面接後にそれを書き留めたのでご覧ください。
面接でやってよかったこと7選(2020年3月執筆)
仮装質問を作る
これを作ることで1人でも練習できますし、中国語ができなくても相手がいれば練習することができます。
想定質問
- なぜ院に進むのか、
- その中でなぜ中国を選ぶのか、なぜ上海なのか、
- なぜ上海交通なのか、
- なぜ専門は国際政治なのか、
- 学部時代に何をしたのか、
- 大学院でしたいことはなにか、
- 将来の進路は何か
- 研究計画書の内容
を主に質問内容として想定していました。
実際の面接では、当時の国際関係についてと日本とアメリカの関係についてどう思うか質問されました!
マストで答えられるように準備をしてください!
中国語ネイティブと面接練習をする
これはとても効果がありました。じっさい、ネイティブの喋るスピードに慣れることができます。
中国語ネイティブは思っているよりも話すスピードは早いです。知っている表現や単語でも早く言われると初見では聞き取れない場合があります。
あらかじめ対策しておきましょう。
他の受験者の話も聞く
私以外の受験生は話を聞いてない雰囲気があったので、
試験官の先生を見ながら発言・他の受験生の話を聞くことを意識しました。
合否の結果に影響があったかは分かりませんが、試験官の先生たちは良い印象を受けるでしょう。
やっておいて損はないと思います。
発音は気にせず自信を持って話す
これは発音を気にしてしまいがちな日本人に多いと思います。私もとても気にしていました。
発音が上手いことは確かに加点要素ではあるでしょう。
しかし、面接では発音よりも何を考えているのか、伝えたいのかが大切です。
背伸びせず、いつも通りの中国語・英語で対応しましょう。
分からないことは分からないと言う
中国の大学院試験において、試験官の先生たちは受験生の今の実力を知りたいのだと思います。
面接の連絡を5日前に送ってくるあたり、長い準備期間は設けさせない意図があると考えられます。
私は、そんなかでもある程度準備期間を使い準備をしました。
しかし、面接中用意していない上に方言が強くて何言ってるか分からない質問が来ました。
なんとなくで答えちゃおうかな、と思いました。なんとなくで答えて深掘りされた時にボロが出るだろうし分からないって言お!と思い、「分からない」と言いました。
すると、面接官の先生はすごく嫌な顔をしていたので終わったと思いました笑
下手に間違ったことを言うとそこで落とされると思うので、分からない時は分からないと言っていいと思います。
答え方も「不知道」ではなくて「还没考虑过,・・」と続けて話しましょう。
キョロキョロせず試験官の顔を見て話す
これは、他の受験生を見ていて気になったことです。中国語や英語が上手くても先生の顔をしっかり見ずに、どこ向いてるか分からない人は印象が良くないと思います。
これは大学院試験に限らないですが、オンライン且つ母語以外での面接だと意識を外国語を話すことに集中してしまうので、試験官の目を見て話すことが難しいです。
他の受験生が話している時もキョロキョロせずに、しっかりと話を聞きましょう。
オンライン試験でもスーツを着る
これはたまたまかもしれませんが、私以外の受験生は私服を着ていました。
私は就活生と同じ服装、姿勢で面接を受けていました。
スーツを着るだけで真面目な印象がグッと上がるので、スーツを着て面接を受けることをお勧めします。
日本人は真面目なイメージがあるので、上手く活用して第一印象を良くしましょう!
面接の最初と最後にはちゃんと挨拶をしましょう。
これも大切です。意外とできてない人がいます。差がつくポイントです。
照明を意識する
オンライン試験だと画面を通すと見づらい部屋にいる人がいます。
ライトを上手く使って顔が明るく映えるようにあらかじめ準備しておきましょう。
最後に
今回はあくまで私の体験談なので参考程度にしてください。
中国の大学院受験は体験者が少ないので、情報が集まりづらいです。
今回私が書いた記事もほんの一例に過ぎないのですが、受験を控えている皆さんにとって有益なものになることを願います。
面接で大事なことは、カンペを用意したり、志望動機を暗記することではなく自分の言葉で相手に熱意を伝えることです。
緊張して話したいことが話せなかった、質問に全く答えられなかったとしても、最後まであきらめず面接をやり通してください!
決して大学院に入学することだけが全てではないので、気を楽に持って、心に余裕を持ちながら臨んでください!!
では、ご健闘をお祈りしております✨
質問等あればTwitter・YouTubeの方にお気軽にご連絡ください。
最後までご覧いただきありがとうございました!